300gのキムチを200円で買った。
正直、最初はビビンバとキムチチャーハンに使えればいいかな、くらいに思っていた。
しかし、このキムチが思った以上に働いた。
ビビンバに入り、キムチチャーハンになり、残った分は鍋になり、翌日はうどんになり、最後は米一合とチーズを入れられてキムチリゾット(五杯分)になった。
300g200円のくせに、転職回数が多すぎる。
まずビビンバ。
ご飯、肉、野菜、卵、キムチ。キムチがあるだけで味が一気に韓国料理っぽくなる。少量で仕事する。
次にキムチチャーハン。
余ったご飯とキムチを炒めるだけで、それっぽい昼飯になる。キムチの酸味と辛味が火を入れるとかなり良い。
残りはキムチ鍋。
肉、豆腐、野菜、きのこあたりを入れれば立派な鍋。キムチがスープの土台になるから、調味料も少なくて済む。
翌日はうどん。
鍋の残り汁にうどんを入れる。ここでもう普通にうまい。
最後に米一合。
残った汁に米を入れて煮て、パルミジャーノとピザ用チーズをかける。
ここで急に韓国鍋からイタリア寄りの何かに転生する。
「キムチリゾット」と呼んでいいのかは分からない。
でも美味しかったので、我が家ではキムチリゾットということにする。
キムチは、ただ辛い漬物ではなかった。
少量で味を決め、炒め物にも鍋にもなり、最後はリゾット風にまで進化する。
300g200円でここまで働くなら、もはや冷蔵庫の中の有能社員である。
ただし、食べすぎるとおならが出る。
そこだけは要注意だ。
今月の食費とんでもなく安いことになってんな…。

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